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冬の靴下におすすめの素材とは?素材別の特徴や暖かい靴下の選び方を解説

  • 冬になると足元が冷える
  • 靴下を履いても足先が暖まらない 
  • 冬場の足の蒸れが気になる

寒い冬には暖かい靴下が欠かせません。冬場の冷え対策には、保温性の高い靴下がおすすめです。この記事では、冬の靴下にぴったりの素材について解説します。記事を読めば素材ごとの違いがわかり、自分に合った靴下を選べるようになるでしょう。

市販の靴下はほとんどの場合、復数の素材を組み合わせて編まれています。素材によって、暖かさや乾きやすさ、蒸れにくさに差が出るため、それぞれの特徴を知ることが大切です。

目次

冬用の靴下にぴったりな素材と特徴

冬用の靴下には、以下の素材が適しています。

  • ウール
  • カシミヤ
  • シルク
  • アンゴラ
  • コットン

ここでは、それぞれの素材の特徴とメリット・デメリットを解説します。

ウール

メリットデメリット
肌触りがよく保温性に優れている
通気性・速乾性が高い
天然の抗菌・防臭効果がある
毛玉・フェルト化しやすい
厚みが出やすい
静電気が起きやすい
熱に弱い

ウールは羊の毛から作られる動物繊維で、肌触りがよく暖かいのが特徴です。保温性・吸湿性の両方を兼ね備えていることから、機能的な天然素材と言えるでしょう。なかでもメリノ種と呼ばれる羊由来のメリノウールは、優れた保温性を持っているのが魅力です。

ウール素材は、暖かさを保ちつつ、余分な湿気を吸い取ってくれるので、蒸れやすい靴を履いていても快適さを保てます。ブーツや革靴などを着用するときに特におすすめです◎

ただし、ウール素材の靴下は厚みが出やすいため、靴が履きづらくなる場合があります。毛玉やフェルト化しやすい点にも注意しましょう。熱に弱いので、乾燥機にかけると縮んでしまうこともあります。

シルク

メリットデメリット
吸湿性・放湿性に優れている
肌触りがやさしい
静電気を起こしにくい
抗菌効果がある
紫外線を吸収する
洗濯を繰り返すと硬くなる
摩耗しやすい
水と熱に弱い
紫外線で変色する

シルクは、蚕(かいこ)の繭(まゆ)から採取される天然素材です。保湿性や吸湿性に優れており、足元の冷えや蒸れ対策に役立ちます。キメが細かく、つややかな光沢があることから、上品な印象を与えてくれるのが特徴です。天然の抗菌効果や静電気防止効果、UVカット効果があるので肌に優しい素材としても知られています。

一方で、シルクはデリケートな素材のため、洗濯や管理が難しいという難点も。シルク100%のものより絹混素材の靴下の方が、日常使いしやすいでしょう。

コットン

メリットデメリット
肌なじみが良い
吸水性が高く洗濯に強い
通気性・耐久性に優れている
熱に強い
保湿性がある
シワになりやすい
乾きにくく縮みやすい

コットンは、綿の種子から採取される植物由来の素材です。繊維の内部が空洞になっており、熱が外に伝わりにくい性質を持っていることから、優れた保温性を発揮します。肌触りがよく通気性も抜群のため、冬に靴下を重ね履きしても蒸れにくいのが特徴です。

農薬や化学肥料を使用しない方法でつくられたオーガニックコットンは、さまざまなメーカーの衣類で使われています。

一方で、コットンには乾きにくく縮みやすいというデメリットがあります。水分を吸収しやすいため、雨や雪などで足元が濡れる可能性がある場合には注意が必要です。お手入れの際には、シワにならないよう工夫しましょう。
» 靴下を早く乾かす方法を徹底解説!つま先の向きはどっちが正解?

カシミヤ

メリットデメリット
保温性と保湿性に優れている
軽くてしなやか
光沢感がある
肌触りが良い
価格が高い
生産量が少ない
毛羽立ちやすい
静電気が起きやすい

カシミヤヤギの産毛であるカシミヤは、保温性に優れた素材です。吸湿性にも優れており、薄手の靴下でも足元をじんわり温めてくれます。軽くて暖かいので、寒さが厳しい地域の方や靴下のごわつきが気になる方におすすめです。

カシミヤは肌触りがとても柔らかいことから、セーターやマフラー、手袋などにも用いられています。

デメリットとしては、毛羽立ちやすい点が挙げられます。カシミヤは極細繊維のため、摩擦や雨水などで繊維同士が絡まることを避けられません。また、希少価値の高い素材であるため、他の素材に比べて値段が高くなる傾向にあります。水にも弱いので、事前に天気を確かめてから着用してください。

アンゴラ・モヘア

メリットデメリット
保温性が高い
軽くて柔らかい
なめらかな手触り
毛が落ちやすい
静電気が起きやすい

アンゴラ・モヘアは、アンゴラヤギやアンゴラウサギの毛を原材料とする素材です。繊維の中に空気と水分を含むことができるため、保温性に優れています。高い断熱性と吸汗性も備えており、軽くて滑らかな手触りが特徴です。

ただし、アンゴラ・モヘアは毛が抜けやすいため、お手入れの際には注意が必要です。

【着用シーン別】冬用靴下の選び方

冬におすすめの靴下は、素材だけでも複数の種類があるため、着用シーンに合わせて選ぶのがポイントです。厚さや長さ、締め付け感などにも注目しましょう。

ここでは、冬用靴下の選び方をシーン別に紹介します。

オフィスにおすすめ|冬用靴下の選び方

ビジネスシーンには、スマートな薄手の靴下が最適です。寒さが気になる方は、ふくらはぎまでの長さがある靴下を選ぶと◎膝下丈のタイツや目の詰まったハイソックスなら、服装を邪魔せずに暖かく過ごせます。

長時間のデスクワークは足腰の血行不良を招き、足元が冷える原因となります。薄手でもしっかり保温できるカシミヤ素材の靴下や、発熱素材を使用した機能性ソックスを選ぶのがおすすめです。スマートなスタイルを保ちながら、仕事中の冷えをしっかり予防できるでしょう。

アウトドアにおすすめ|冬用靴下の選び方

冬のアウトドアシーンでは、保温性だけでなく、防水性や撥水性も大切です。特に登山やハイキングは靴の内部が蒸れやすいので、吸湿速乾タイプの機能性ソックスを選びましょう。

足へのダメージを軽減するために、厚手の靴下を着用するのも大事なポイントです。

室内で過ごすときにおすすめ|冬用靴下の選び方

家の中では、アンゴラやモヘアなど、毛足が長くてもこもこした素材の靴下を選ぶのがおすすめです。靴や洋服との相性を考える必要がないので、履き心地を重視しましょう。

ルームソックスは内側にボア加工が施されたフリース素材のソックスなど、厚みのあるもの選べば、床の冷たさが気になりません。保温性が高く肌触りが良いものであれば、リラックス効果も得られます。毛足の長いアンゴラやコットンなどの靴下も◎

靴下を履いたまま眠りたい方には、締め付けが少ない靴下をおすすめします。
» 寝る時に靴下を履いてはいけない理由と解決法を解説!

冬の靴下選びで迷ったときのポイント

冬用の靴下を選びに迷ってしまう方は、以下のポイントを意識すると、自分に合った1足を見つけやすくなります。

  • 靴下の長さ
  • 靴下の厚さ
  • 重ね履きの可否

靴下の長さ

靴下の長さは商品によってさまざまです。足の甲だけの短いものや、ひざ上までカバーするものなど、バリエーションが豊富です。

靴下を履く目的やファッションによって、靴下の長さを使い分けている方も多くいます。冬の寒さが気になる方は、ふくらはぎまでカバーする長めの靴下を選びましょう。
» 靴下の長さに流行りはある?名称を知っておしゃれを楽しもう

靴下の厚さ

靴下の厚さも、商品によって大きく異なります。冬場は厚手の靴下を選ぶ方が多いです。しかし、厚すぎる靴下を履くと、靴を履くときに支障が出るおそれがあります。

特に、ヒールや革靴は伸縮性がないため、厚手の靴下との相性は良くありません。ヒールや革靴を着用する場合には、薄手または中厚の靴下を選ぶのがおすすめです。

一方で、室内で過ごすときには、床からの冷気を防げるために厚手や極厚のものを選ぶと◎靴下の厚さは、着用シーンに合わせて使い分けましょう。

重ね履きの可否

靴下には、重ね履きに適しているものと適さないものがあります。重ね履きをするときには、薄手のものを選ぶのがおすすめです。通気性が良く締め付けが少ない靴下なら、重ね履きをしても快適に過ごせます。

1枚目に履く靴下

調湿性に優れているシルクが最適です。肌触りが良く静電気が起こりにくい点も特徴的◎

2枚目に履く靴下

綿やウールの靴下がおすすめです。靴を履くときに支障がでないよう、薄手のものを選びましょう。

» 靴下の重ね履きは逆効果?臭い対策も解説
» 靴下をおしゃれに重ね履きする方法

冬用靴下の蒸れ対策

冬に履く靴下は保温性が高い反面、蒸れやすい傾向にあります。靴下が蒸れると、ニオイやベタつきなどを引き起こすため、注意が必要です。

冬用靴下を履くときは以下の方法で対策しましょう。

5本ソックスを着用する

5本指ソックスは、一般的な靴下よりも内部が蒸れにくいです。足の指が動かしやすいため、歩行が楽になる効果も期待できます。特に日常的にたくさん歩く人におすすめです。
» 5本指ソックスはやめた方がいい?デメリットと効果を解説

デオドラント剤を使う

靴下を履く前にデオドラント剤を使用することで、靴下の内部が蒸れにくくなります。足用デオドラント剤には、汗を抑制する効果が期待できるからです。

スプレータイプやパウダータイプ、クリームタイプなどさまざまな種類のデオドラント剤が販売されています。足指の間までまんべんなく塗布したい場合には、伸びの良いクリームタイプがピッタリ◎足専用のものを選ぶと、安心して使えます。

暖かい冬用靴下で冷え対策をしよう

足先は血行が悪くなりやすい部位です。冬場は暖かい冬用靴下を着用して、冷え対策を行うことが大切です。

ウールやコットン、シルク、カシミヤなど、保温性・吸湿性の高い素材を使用した靴下を選ぶと、足元を暖かく保てます。冷えを感じやすい方は、長めの靴下や厚みのある靴下を選ぶのがおすすめです。

ただし、暖かくてもムレやすい靴下は、逆に足元が冷えやすくなる可能性があります。五本指ソックスを着用する、足用デオドラント剤を使用するなど、蒸れ対策も合わせて行いましょう。

くつしたちゃん
靴下が大好き♡
お出かけ用、リラックス用、高機能靴下などを使い分けて、365日靴下を楽しんでいます♪
コレクター気質のため、家には100足近い靴下のストックも…!
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