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靴下の重ね履きは逆効果?メリット・デメリットと臭い対策を解説!

寒い時期には、靴下の重ね履きで冷え対策を行う人が多いです。一方で「靴下の重ね履きは逆効果」という声が聞かれることもあります。

そこでこの記事では、靴下を重ね履きをするメリット・デメリットを解説します。記事を読めば、正しい重ね履きの方法がわかり、足元の暖かさを維持できるでしょう。

靴下を重ね履きする場合には、靴下の素材やサイズが重要です。1枚目にはシルクの靴下を、2枚目にはウールの靴下を選ぶなど、調湿性や保温性に注目するのがおすすめです◎

目次

靴下を重ね履きするメリット

靴下を重ね履きするメリットは、以下の2つです。

  • 安心感を得られる
  • 保温効果が高まる

安心感を得られる

靴下を履くと寒さ対策ができるだけでなく、精神的な安心感も得られます。特に肌ざわりの良い生地を選ぶと、安心感と心地よさがアップ◎

足元が冷えないことで、寒い時期でもアクティブに活動しやすくなります。

保温効果が高まる

保温効果が高まる点も、重ね履きのメリットです。靴下を重ね履きすることで足元に空気の層ができ、足首までじんわり温まります。厚手の靴下を1枚履いた場合より、薄手の靴下を重ね履きしたほうが、暖かさを体感できるでしょう。

床の冷たさが伝わりにくいのもメリットです。足首や脛、ふくらはぎまで、冷えを感じずに過ごせます。

靴下を重ね履きするデメリット

靴下を重ね履きするデメリットは、以下の4つです。

  • 蒸れると逆効果になる
  • 締め付けが強い靴下を選ぶと血行が悪くなる
  • 靴が履けない場合がある
  • 足首や足先の動きが悪くなる

蒸れると逆効果になる

靴下の中が蒸れると、残った汗が冷気にさらされることで、かえって足元が冷えてしまいます。靴下の性質上、熱がこもりやすく、蒸れやすいため注意が必要です。

汗をかいて足先が冷えると、霜焼けのリスクも生じます。吸湿性・放湿性に優れた靴下を選ぶのがおすすめです。5本指の靴下選ぶのも◎

締め付けが強い靴下を選ぶと血行が悪くなる

重ね履きによって足が強く締め付けられると、血液が毛細血管に流れにくくなり、血行不良を招く可能性があります。結果として足元の冷えを悪化させてしまうケースがあるため、注意が必要です。

靴下を重ね履きするときには、大きめのサイズの靴下を選んだり、重ねる枚数を減らしたりといった対策をとりましょう。脛やふくらはぎにゴム跡がつくような靴下も避けるのが無難です。

靴が履けない場合がある

靴下を重ね履きすることによって、普段履いている靴が履けなくなるのもデメリットです。厚手の靴下を履く場合には、靴のサイズも合わせて確認する必要があります。

靴のサイズに不安がある方は、薄手の靴下を選んだり、外出時には重ね履きを控えたりするなどの対策をとりましょう。

足首や足先の動きが悪くなる

靴下の重ね履きによって「足首や足先を動かしづらい」と感じる方もいます。特に足の甲から足首の前側に圧迫感を感じる方が多いです。足首が曲げ伸ばししづらい状態になると、血流が悪化し、かえって冷えを招く恐れもあります。

足首や足指を自由に動かすためには、1枚目は薄めの靴下、2枚目はワンサイズ上の靴下を履くのがおすすめです。2枚履いたときに足指がしっかり開くくらいの余裕を意識しましょう。

靴下の重ね履きに適した素材

重ね履きをするときには、素材に注目してください。適切な素材を選ぶと、蒸れや締め付けを予防できます。

1枚目に履く靴下は、シルク素材がおすすめです。シルクは、蚕(カイコ)の繭(マユ)から取れる天然繊維で、吸放湿性や保温性に優れています。肌触りが良く、蒸れにくいのが特徴です。ゴワつきを防ぐために、薄手の靴下を選びましょう。

2枚目の靴下にはウールやモヘアなど、獣毛素材のものが適しています。獣毛素材は吸汗性や断熱性・保温性が高いからです。繊維の空気層によって、床の冷たさを感じにくくする効果も期待できます。厚手でゆったりとしたサイズ感の靴下を選ぶと、締め付けによる血行不良を防げるでしょう。

重ね履き用の靴下を選ぶポイント

重ね履き用の靴下は、長さとサイズを意識して選びましょう。

靴下の長さ

足首までしっかりカバーできる長さの靴下が望ましいです。スニーカー用の浅い靴下は、ずれたり暖かさを感じにくかったりするため、おすすめできません。

レッグウォーマーを併用するときは、温めのツボである三陰交(内くるぶしの頂点から指幅4本分上)をカバーすると◎三陰交は、冷えや婦人科系のトラブルに効果があるとされています。

靴下のサイズ

靴下を重ね履きするときには、ゆったりとしたサイズのものを選びましょう。特に2枚目に履く靴下は、ゴムの跡がつかないものがベストです。

靴下のサイズは履き心地を大きく左右するため、程良いフィット感のものを選んでください。 

足が冷える原因

足が冷える原因は、主に以下の5つです。

  • 筋肉量が少ない
  • ホルモンバランスの乱れ
  • ストレスが溜まっている
  • 食生活の乱れ
  • 気温に適さない服装をしている

1つ1つを改善することで、冷えにくい体を目指せます。

筋肉量が少ない

足が冷える原因として、筋肉量が少ないことが挙げられます。筋肉量が少ないと基礎代謝が低くなり、内臓や筋肉の機能が衰えやすくなります。結果として、手足や体の冷えにつながるおそれがあるため注意が必要です。

特に運動不足の方は、筋肉量が少ない一方で脂肪が多くなり、より冷えやすくなります。脂肪は、一度冷えるとなかなか温まらない性質を持っているからです。

筋肉量を増やして代謝をあげれば、体は温まります。筋肉量を低下させないように、日頃から意識することが大切です。

ホルモンバランスの乱れ

ホルモンバランスの乱れが、足元の冷えにつながることもあります。女性ホルモンのバランスが乱れると自律神経の働きが低下し、手や足先まで血液が行きわたらない状態になるからです。全身の体温が低下して、冷えの症状が起きやすくなります。

ホルモンバランスを整えるためには、生活習慣の見直しが有効です。十分な睡眠やバランスの良い食事、ストレスの軽減などで体調を整えましょう。

ストレスが溜まっている

ストレスの蓄積も、冷えを引き起こす原因です。ストレスによって自律神経の働きが乱れると、血流の調整がうまくいかなくなるからです。

ストレスが溜まっている方は、自分に合ったストレス解消方法を見つけましょう。運動をする、リラックスできる時間を作るなど、日頃から意識することが大切です。

食生活の乱れ

食生活の乱れによっても、体は冷えやすくなります。栄養バランスが偏った食生活ではミネラルやビタミンが不足し、血流が悪くなるためです。

特に女性は、鉄分不足にも注意が必要です。鉄分が不足すると冷えや倦怠感、息切れなどを引き起こす原因になります。

普段の食生活では、ミネラルやビタミン、鉄分などを意識すると◎バランスの良い食生活を心がけましょう。肉や魚、ナッツ類や発酵食品も、体を温める食材として知られています。
» 厚生労働省「冷え対策!体をあたためる食材、冷やす食材」(外部リンク)

気温に適さない服装

服装が原因で、体を冷やしてしまうこともあります。以下のようなケースに注意が必要です。

  • 真冬に露出が多い服装をする
  • 下着や靴などで体を締め付ける
  • 体温調節がしにくい服装を選ぶ

冬場は体を冷やさない服装を意識しましょう。冷え対策としては、首や手首、足首を温めることが有効です。首と手首、足首には太い動脈があり、気温の影響を受けやすいからです。マフラーや手袋、長めの靴下などを取り入れると◎

足元の冷えを解消する方法

足元の冷えを解消する方法は、以下のように数多くあります。

  • 栄養バランスの良い食事を心がける
  • 温度や気候に合った衣類を選ぶ
  • 運動や筋トレをして筋力をつける
  • 毎日5分以上入浴する
  • 腹巻などでお腹を温める
  • ドライヤーやカイロで足を温める
  • ストレッチで血行を改善する
  • こまめに体を動かす

複数の方法を組み合わせて、自分にピッタリの寒さ対策を行いましょう。

栄養バランスの良い食事を心がける

足の冷え対策には、栄養バランスの良い食事をとることが大切です。食事で摂取したエネルギーの多くは熱となり、体を温めます。以下の食材を意識的に摂取しましょう。

  • 血行を良くする食材:アーモンド、オリーブオイル、アボカドなど
  • 筋肉を作る食材:肉や卵など
  • 新陳代謝を良くする食材:納豆・味噌などの発酵食品
  • 体を温める食材:唐辛子・しょうが・にんにく・たまねぎなど

体を冷やす食べ物を控えて、栄養バランスの良い食事を摂りましょう。

温度や気候に合った衣類を選ぶ

足元の冷えを解消するためには、温度や気候に合った衣類を選ぶことが大切です。特に気温が低い日には、首と手首、足首を温める服装を意識しましょう。

首元

ハイネックやタートルネックの洋服を着用したり、マフラーなどでカバーするのがおすすめです。

手首

長めの手袋やアームウォーマーを着用すると、手首をしっかりカバーできます。

足首

長めの靴下やレッグウォーマー、ブーツを着用すると◎スカートの場合には、タイツを履きましょう。

セーターやコートを着ていても、首や手足が冷えていると体は温まりません。首と足首、手首を温めることが大切です。

運動や筋トレをして筋力をつける

運動や筋トレをして筋力をつけることも、冷え対策に効果的です。特に太ももとふくらはぎの筋肉を鍛えると◎太ももには体の中で一番大きな筋肉があり、ふくらはぎは末端の血液を心臓に戻すポンプ作用を担っているからです。

エレベーターやエスカレーターではなく、階段を使用するだけでも筋肉は刺激されます。すきま時間にスクワットをするのも有効です。

毎日5分以上入浴する

毎日入浴し、体を芯から温めることも冷え対策につながります。最低でも5分以上、肩までお湯につかる習慣をつけましょう。半身浴では上半身が冷えるため、全身浴がおすすめです。

お湯の温度は、秋冬は41~42℃、春夏は40~41℃を目安にしてください。湯に浸かっていない部分が冷えないよう、シャワーの蒸気などで浴室を温めておくことも大切です。

腹巻などでお腹を温める

冷え対策には、腹巻やカイロなどでお腹を温めるのも有効です。熱を逃がすために末端の血管が拡張することで、足の冷えが改善されます。

腹部やおしりの少し上の仙骨付近を温めましょう。デスクワーク中には、ブランケットを使用するのもおすすめです。

ドライヤーやカイロで足を温める

ドライヤーで足を温めるのも、冷え対策に効果的です。ツボを温めるお灸の代わりとして活用しましょう。

「弱」の温風(50~60℃)を、足から10cm程度離して当てるのがポイントです。熱いと感じたらすぐに離し、ケガや皮膚トラブルがある場所には当てないようにしてください。

ストレッチで血行を改善する

冷えを解消する手段として、ストレッチを取り入れる方も多いです。筋肉を伸ばし、関節の可動域を広げることで、血流を良くする効果が期待できます。

ストレッチを行うときには、力を入れて勢いよく動かすのではなく、体をほぐすことを意識してください

こまめに体を動かす

足元の冷えは、こまめに体を動かすことでも防げます。体の動きによって、血行が促されるからです。足先やかかとを上げ下げしたり、いろいろな方向へ伸びをしたりするだけでも◎足のむくみや肩こり対策としても有効です。

1時間に1回は立ち上がって歩いたり、ひざの屈伸運動をしたりしましょう。

靴下を重ね履きするときの臭い対策

靴下を重ね履きするときの臭い対策として、以下の方法が有効です。

五本ソックスを着用する

五本指ソックスは、一般的な靴下よりも内部が蒸れにくいです。足の指が動かしやすいため、歩行が楽になる効果も期待できます。特に日常的にたくさん歩く人におすすめです。
» 五本指ソックスはやめた方がいい?デメリットと効果を解説

デオドラント剤を使う

靴下を履く前にデオドラント剤を使用することで、靴下の内部が蒸れにくくなります。足用デオドラント剤には、汗を抑制する効果が期待できるからです。

スプレータイプやパウダータイプ、クリームタイプなどさまざまな種類のデオドラント剤が販売されています。足指の間までまんべんなく塗布したい場合には、伸びの良いクリームタイプがピッタリ◎足専用のものを選ぶと、安心して使えます。

靴下の重ね履きで足元の冷え対策をしよう

足元の冷えが気になる方には、靴下の重ね履きがおすすめです。適切な素材やサイズを選ぶことで、暖かく快適に過ごせるでしょう。

1枚目にはシルクの靴下を、2枚目には獣毛素材の靴下を選ぶと◎蒸れやごわつきを防ぎながら、ポカポカとした体感が得られます。

足元の冷えを根本から解決したい方は、食事や運動なども意識してください。体の内側と外側から冷え対策をすることで、寒い季節でも生き生きと過ごせます。
» 冬の靴下におすすめの素材とは?

くつしたちゃん
靴下が大好き♡
お出かけ用、リラックス用、高機能靴下などを使い分けて、365日靴下を楽しんでいます♪
コレクター気質のため、家には100足近い靴下のストックも…!
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